【セミナー開催レポート】「生成AI活用に向けた実証プロジェクト 第一回共創ワークショップ」開催
2025年7月14日、ながおかDXセンターの令和7年度活動の一環として、前回に続き長岡市役所DX推進部の皆様をはじめとする多くの皆様にご参加いただき、日本オラクル株式会社ソーシャルデザイン推進本部の武波様・奥田様による「未来を創造するワークショップ」を開催しました。
本ワークショップは、前回の開催で生まれたアイデアをさらに深掘りし、生成AIやデジタル技術の可能性を学びながら、長岡の未来に向けた新たな価値やアイデアを育てることを目的としています。学びと創造が交差する、わくわくする一日となりました。
生成AIの現状を知る
冒頭では、日本オラクルの武波様より、生成AIを取り巻く国内外の状況についてご講演いただきました。
AIはすでに私たちの身近に存在しており、予測変換や地図アプリなど、普段意識していないところで活用されている例も紹介されました。Grok、ChatGPT、Copilot、Gamma、Notionなどの代表的なツールについても紹介があり、利便性とともに「誤った情報を出すことがある」点や「機密情報の扱い」など、使う上での注意点についても理解が深まりました。
▼ワークショップの様子

チームの力を引き出す
ワークショップ前にはNASAゲームを通じてチームビルディングを行いました。
個人で考えた後に、チームで話し合いながら最終的な答えを導き出すこのゲームでは、多様な視点が交わることで発想が広がっていくことを実感。一方で、最終的には個人のスコアの方が高く、自分の意見をあまり出せていなかったことにも気づきました。
アイデアを“書いて”広げる
本編では「ブレインライティング」という手法を使い、アイデアをグループで書き出し、他チームのテーブルを回りながらさらに意見を重ねていく形式で進めました。
今回は4つのグループに分かれて活動し、前回のワークショップで出たアイデアをもとに、それぞれのチームが案をさらに具体的に深掘りしていきました。発想を重ねながら、より現実的で魅力的なサービス像へと発展させていくプロセスはとても刺激的でした。
どのアイデアも、「あったらいいな」で終わらず、使う人の具体的な体験や課題に寄り添う形に進化しており、実現に向けての一歩が見えてきたように感じました。
▼ブレインライティングの作成物(例)

未来を一緒につくっていくために
今回のワークショップは、単なるアイデア出しではなく、前回の案をさらに深掘りし、「活かし方」や「使う場面」を考える実践的な機会になりました。今後も、長岡市DX推進部、日本オラクル、そして地域の皆さんと連携しながら、未来をよりよくするアイデアを育てていきたいと思います。
ご参加・ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いいたします。